【制作事例】Farm & Story様商品パンフレット|生産者の哲学を言語化する企画・コピーライティング

iworksが企画・構成・取材・ライティングを担当した、オンラインセレクトショップ「Farm & Story(運営:コンシューマーズ・ハッピー株式会社)」様の制作事例をご紹介します。

愛知県知多半島で、農薬・化学肥料・除草剤を一切使用せずに米づくりを行う出口崇仁農園様。そのお米を販売するFarm & Story様より依頼を受け、お米の価値を伝えるブランドパンフレットを制作しました。

▼Farm & Story様 公式サイト

目次

担当業務

全体構成(全16ページ) / インタビュー / 全編ライティング(理念・栽培工程・レシピ・Q&A) / キャッチコピー制作

クライアントのご要望・課題

「安心・安全」以上の価値を伝えたい

単に「農薬を使っていないから安全」という機能的な説明に終始するのではなく、生産者の「やさしさ」や「思いやり」が肌で伝わるような、温かみのあるパンフレットにしたい。

読み手を「ワクワク」させたい

説明調で読み疲れる文章ではなく、生産者の情熱や「未来の地球環境を守る」という高い志(ミッション)を描き、読み手の心が動くような内容に刷新したい。

生産者の「苦労」をしっかりと伝えたい

無農薬栽培の最大の壁である「雑草との戦い」の過酷さを、きれいごとではなく、しっかりと購入者に伝えたい。

制作したコピー(メインメッセージ)

ブランド全体の指針となる冒頭のページにて、生産者の覚悟と、お米の価値を情緒的に伝えるためのリードコピーを作成しました。

それは「命」を感じるおいしさ。

お米を作るときは、
除草剤や農薬、化学肥料を撒くのが一般的です。

除草剤を撒けば、簡単に雑草を取り除くことができる。
化学肥料を撒けば、効率的に育てることができる。

でも私たちは、どうしてもそうしたくありませんでした。

毎日毎日生えてくる雑草と終わりなき戦いを続けてでも、
届けたかったもの。

それは、自然本来の”命”を感じるおいしさ。
それは、子どもたちにいいお米を食べさせてあげられる安心。
それは、人も自然も豊かになる、やさしい未来。

お米は、日本人のパワーの源。
その大切な部分を任されているからこそ
安心安全で本当においしいお米をお届けしたい。

自然の命を、あなたの命へ。

全16ページのコンテンツ設計

上記のコンセプトを軸に、専門的な栽培の話から、食卓でのおいしい食べ方まで、一冊を通してトーン&マナーを統一したライティングを行っています。

  • P4-5 生産者の想い:「雑草との終わりなき戦い」など、現場のリアリティを描写
  • P6-7 土づくり:「命が喜ぶ、土をつくる」をテーマに循環型農業を図解
  • P8-9 栽培カレンダー:「出口崇仁農園のお米ができるまで」を1年間の流れで可視化
  • P11-12 レシピ:「土鍋で炊く極上ごはん」「絶品塩おにぎり」などシズル感のある実用記事
  • P13-14 知識:「お米のギモンQ&A」で、購入者の不安や疑問を解消

制作のポイント

「安心・安全」の先にある「使命」を言語化

クライアント様からの「おいしくて安全なお米のためなら、どんな苦労もいとわない」という生産者の強い想いを伝えたいというご要望を受け、コンセプトを再構築。 生産者へのヒアリングを通じ、「食べる人の笑顔」や「未来の地球環境」を守るために農業に取り組むという強い使命感を掘り起こしました。 その想いを「人が良くなると書いて『食』」や「田んぼは生き物たちのレストラン」といった言葉で表現し、読み手の感情を動かすストーリーとして構成しました。

無農薬栽培の過酷さを伝える際、当初は「1反あたり2時間の除草」といった具体的な数値を記載する案がありましたが、「数字を並べても、農業未経験者にはその壮絶さが伝わらない」と判断。 あえて数値を削ぎ落とし、「雑草との終わりなき戦い」というコピーと共に、その疲労感や情熱といった「感情」や「情景」にフォーカスしました。

泥臭い現場のリアリティと自然の豊かさを情緒的に描くことで、一粒のお米の価値を最大化させています。

購入後の体験価値を高める編集構成

「想い」を伝える情緒的なパートだけでなく、栽培の裏側を可視化した「1年間のカレンダー」や、購入後においしく食べていただくための「土鍋レシピ」「Q&A」まで、全16ページの構成と執筆を一貫して担当。高価格帯の商品だからこそ、購入後の満足度を最大化させる情報提供が不可欠と考えました。

「土鍋での炊き方」「発芽玄米の作り方」「お米のギモンQ&A」など、実用性と読み物としての面白さを兼ね備えたコンテンツを配置し、リピート購入につなげるためのファン作りを意識した構成に仕上げています。

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