【制作事例】アヤホーム様 総合カタログ|「土地×自由設計」の価値を言語化するカタログリニューアル

木製テーブルの上に置かれた住宅会社「アヤホーム」のパンフレットのフラットレイ写真

滋賀県で住まいづくりを展開されているアヤホーム(アヤハ不動産株式会社)様のカタログ(パンフレット)リニューアル、およびデジタルカタログの制作を担当いたしました 。

既存カタログのリニューアルというご相談からスタートした本プロジェクト 。ヒアリングを行う中で、「アヤホーム様の魅力をより深くお伝えするために、従来の12ページ構成から16ページへとボリュームアップし、コンテンツ自体を拡充する」という構成をご提案し、制作を進めることになりました 。

最初にご相談いただいた際にアヤホーム様から共有された資料には、営業の最前線でのお話や、お客様への強い想いがびっしりと詰まっていました 。そこにあったのは「Web上にはない一歩踏み込んだ内容まで伝えたい」という熱いお気持ちです 。この原石のような想いをどう整理し、1冊のカタログに落とし込んでいったのか、その舞台裏をご紹介します。

▶アヤホーム(アヤハ不動産株式会社)様 公式サイト

目次

担当業務

全体構成(企画・台割作成) / ディレクション(進行管理) / コピーライティング(全編) / デザイン / 取材・ヒアリング

プロジェクトの背景とご要望

リニューアルにあたり、お客様の資料やヒアリングから見えてきた核となるご要望は以下の通りです。

  • アヤホーム様ならではの強みである、自社開発分譲地を活かした「土地とセットの注文住宅」に重きを置くこと
  • 前半はマイホームへのキラキラとした夢やワクワク感を惹き出し、後半で真面目な家づくりの姿勢を伝えて安心感を持たせる流れにすること
  • モデルハウスのページは、展示場のような豪華すぎるものではなく「リアルサイズ」であることの価値を伝え、見学予約に繋げる導線にすること

「上質感」を形にしたデザイン案の選定

デザインの構築にあたっては、既存のWebサイトの雰囲気に合わせたラフデザインに加え、事前にご要望としていただいていた「上質感」や「スタイリッシュ」というキーワードを意識したラフデザインの、方向性の異なる2つのプランをご提案しました。

特に、後者はWebサイトとの統一感を崩さないよう、サイト内でも使われているネイビーとグレーをベースにしながら、差し色としてゴールドをあしらい、落ち着いた余白の美しいレイアウトを意識しました。社内でご検討の結果、このデザインの持つ洗練された空気感を大変気に入っていただき、採用が決定いたしました。

2つのキャッチコピーを同時採用

カタログの顔となるコピーライティングにおいては、パートナーであるコピーライターとも連携し、アヤホーム様の強みを様々な角度から切り取った4つのメインキャッチコピー案を新たに書き下ろしてご提案しました。その際、どれか1案に絞る予定でしたが、先方にて「どちらも甲乙つけがたい」と2つの案を深く気に入っていただき、異例の2案同時採用という形になりました。

1. 「さぁ、建てたい場所に、建てたい家を。」

アヤホームのカタログ表紙

宅地開発100箇所1500区画以上の実績を持つアヤハ不動産の分譲地「ゆうタウン」を所有し、その理想の立地で自由設計の住まいを予算内で建てられるという、アヤホーム様最大の強みをストレートに表現したコピーです。土地と建物がワンストップで揃う安心感を伝えています。こちらはカタログ全体のテーマとして、表紙などに大きく冠することになりました。

2. 「いいね、この場所。いいね、自由設計。」

作り手側の視点ではなく、実際に家を建てるお客様がその価値を実感した時の「主観のセリフ」に落とし込んだコピーです。実感がこもった親しみやすいトーンで共感を呼び起こす表現として、2・3ページのコンセプト見開きページのメインコピーに採用されました。

また、これらに続くサブコピーとして「いい場所が見つかると、家づくりはもっと楽しくなる。いい間取りがつくれると、人生まで楽しくなってくる。」という対句のフレーズも制作。「住宅ローンがあっても貯金はしたい、旅行は行きたい」というお客様のリアルな本音に寄り添い、単なる建物のスペック訴求ではなく、その先にある無理のない豊かな暮らしという「価値」を言語化しています。

いいね、この場所。
いいね、自由設計。

いい場所が見つかると、家づくりはもっと楽しくなる。
いい間取りがつくれると、人生まで楽しくなってくる。
予算も、場所も、空間も。
あなたらしさにあふれた世界に1つだけの家を一緒につくりませんか。
将来まで安心できる資金計画。いい環境で暮らせる土地探し。
そして、何年経っても変わらず心安らげる住まいを
ワンストップでご提供できるのがアヤホームです。
まずは、あなたの理想の暮らしをお聞かせください。

この時に生まれた2つのキャッチコピーとボディコピーは、カタログの枠を超えて大変高い評価をいただき、現在はアヤホーム様の公式サイトのTOPページにもそのまま使用されています。紙媒体からWebへとクロスメディアでアヤホーム様のブランド価値を伝える一貫したメッセージになりました。 

視覚的な分かりやすさとデジタル展開への工夫

コピーライティングの熱量を誌面でそのまま形にするため、デザイン面でも細やかな工夫を凝らしました。

土地訴求のページでは、家ありきで探すと長期戦になりがちな土地探しの現実や、予算配分の失敗といったありがちな課題(Problem)を左ページに提示。その解決策(Solution)として、土地探しと間取りプラン、実質的な資金計画をワンストップで同時並行できるアヤホーム様ならではの価値を右ページで解説する視覚的な構成にしています。さらに、耐震や耐風の性能ページでは、複雑な数値を並べるのではなく、直感的に理解できるイラストや図解に落とし込みました。

アヤホームカタログ「土地探し」のページ
アヤホームカタログ「性能・保証」のページ

モデルハウスの紹介ページでは、展示場の豪華すぎる仕様とは異なる「リアルサイズ」であることの価値を強調。ただ写真を眺めるだけでなく、「来店したら『それ知りたかった』が2時間でわかる」という見学のチェックポイントを設け、具体的なアクション(見学予約)へ繋がる仕掛けを施しています。

アヤホームカタログ「モデルハウス」のページ

また、紙のカタログの完成と並行して、スマートフォンでの閲覧を前提としたデジタルパンフレットも制作しました。見開き表示が基本の紙媒体からレイアウトを再構成し、スマホの縦スクロールで1ページずつ見ても違和感がないよう調整。小さな画面でもストレスなく読めるよう、最適なフォントサイズへと微調整を重ねています。

営業の最前線で活躍するツールを目指して

約4ヶ月にわたる制作期間を経て、無事に入稿データを納品しました。営業担当者様が現場で使いやすい流れを何度も確認し、フォントの選定から細かな文字詰めに至るまで、アヤホームのご担当者様と二人三脚でこだわり抜いたカタログです。

納品後には「とても良いカタログに仕上がり大変嬉しく思っております」という励みになるお声をいただき、さらにその後には「制作したカタログ、活躍しております」との嬉しいご報告も直接頂戴しました。制作物は作って終わりではなく、実際の営業活動でお客様の手元に渡り、魅力を伝えるツールとして機能することで初めて価値が生まれます。納品後、現場での生きた成果をお聞きできることこそが、編集プロダクションとして最もやりがいを感じる瞬間です。

iworksでは、企業の持つ独自の強みを丁寧に引き出して、ターゲットの心を動かすコンテンツ制作を行っております。パンフレットやカタログ、WEBサイトの制作・リニューアルをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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