【クリエイター インタビュー vol.1】読み手の心に刺さり、行動に導くライティングに定評/ライター 藤井彩子

「心と行動に作用するライティング」をテーマとするiworks。取材から得られた一次情報、提供資料などをもとに、優れたライティングスキルを持つライターが、企業哲学や商品、サービス、人物の魅力を読み手に伝える文章を作成しています。そんなiworksの事業の核となる「読ませるコンテンツ制作」の中心人物として、取材・インタビュー記事からコピーライティング、コラム、SEO対策記事まで幅広く手がけているのが、ライターの藤井 彩子。彼女の、読み手の心に刺さり、行動に導くライティングには定評があります。

今回はそんな藤井に、ライターとしての原点やこれまでのキャリア、目標、どんな思いをもって仕事に取り組んでいるのかを聞きました。

目次

「読ませるコンテンツ作り」の経験がライター業の原点

―ライターになったきっかけは?

文章を書くようになったのは、ある工業用製品を扱う企業の広報部に所属し、社内報の編集長を務めたのがきっかけです。当時リーマンショックで企業の業績が下がる中、経営陣が力を入れたのは、社員教育と社内報の制作でした。

これまでの既存の慣習や考え方を見直し、新たな視点をもって革新的な発想やアイデアを生み出すにはどうすればよいか、イニシアチブをとって自ら行動を起こすためには何が必要かなど、研修で日々議論される中、社員から出た意見やアイデアを共有する場となったのが社内報。研修の意義をはじめ、新しい企業理念や経営方針、ビジョン、そしてトップのメッセージを伝えるためのツールとしても活用されていました。そうした役割を担った社内報づくりの使命は、社員全員に読んでもらうこと。

そうした「読ませるコンテンツづくり」の経験は、ライターとして活動するために必要なスキルを得る貴重な機会になり、自身のライターとしての原点にもなっています。

―現在、主にどんな仕事を担当していますか?

月刊の海外旅行情報誌「ABロード」の制作や主婦をメインターゲットにした生活情報誌「リビング新聞」の編集経験を活かし、取材、記事作成、編集、写真撮影まで、紙・Web媒体を問わず幅広く対応しています。ビジネス、不動産、旅行、医療、教育関連を中心に、インタビュー記事からコピーライティング、SEO対策記事まで手がけています。

記事を通じて「伝えたいことがきちんと伝わること」が大切

―仕事をする中で気をつけていることやモットーがあれば教えてください。

どんなジャンルでも、どの媒体でも必ず必要になるのは、「読んでもらえること」と「伝えたいことがきちんと伝わること」。取材で得た情報や提供された資料を基に、依頼者が何を読み手に伝えたいと思っているのか、そもそもどうして伝えたいと考えたのか、記事やコンテンツの配信を通して最終的にどんな結果を得たいのかをしっかりヒアリングまたは考察して、カタチにすることが大切だと思っています。

―どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

やはり書いたものが読んでもらえていると感じられたり、自分が関わった記事やコンテンツが、何らかのカタチで役に立っていると実感できたりしたときが一番うれしいですね。

また「この仕事は藤井さんに」と、信頼して任せてもらっていることが感じられると、喜びと共に、お客様に満足していただける仕事をしようというモチベーションにつながっていきます。

―お客様に喜んでいただけたことや特に記憶に残るエピソードはありますか?

最初にお話しした社内報。私自身はその会社を退職して7年ほどたちますが、今でも社内報の制作は続けられ、会社はリーマンショックによる不況を乗り越えて、好調な業績を維持していると聞いています。あの当時自分が関わった社内報が今もなお発行され続けている。その事実が、企業の業績回復に少しでも社内報が貢献した証であるなら、これほどうれしいことはないですね。

情報発信の際には、何か一つ人の心をわしづかみにするようなインパクトを

―あなたの強みや長所を教えてください。

雑誌の制作や編集、企業での広報業務、海外でのインターンシップなど、これまで自分が20年以上にわたり経験してきた一つひとつを強みにできればと思っています。さまざまな経験をしてきた分、異文化にも触れ、たくさんの企業文化を体験し、多くの人と関わり、その道に精通したプロフェッショナルの仕事を間近でみる機会に数多く恵まれました。

そうした経験の中で、ライターに必要なコミュニケーションスキルや洞察力、表現力や斬新な発想、感性などを少しは育めたかなと思っています。

―これからの目標は?

「人生、究極の目標は人への貢献」

これはある企業を取材したとき、インタビューの中で代表取締役が話されていたこと。私自身の中にすっと入ってきて、自分の中に自然と浸透していった魔法の言葉です。だから私自身も目標を聞かれると、いつもその言葉を使わせてもらっています(笑)。

自分が書いた文章、手がけたコンテンツに自分が満足するのではなく、相手のニーズをきちんと満たして、企業の成長だったり、働く社員のモチベーションアップだったり、誰かの毎日を少し豊かにするお手伝いができたりなど、人のために役立つ仕事をすることが私自身の目標です。

―お客様に伝えたいこと、または良いコンテンツを作るためのアドバイスをお願いします。

「家事をしながらあなたは8時45分のニュースを何気なく聞いている。でもあるニュースが流れたときに、わざわざ手を止めて画面をのぞき込み、そのニュースをじっくり聞く。そういう要素が記事やコンテンツ制作には必要」

日用品メーカーの広報部でWEBのコンテンツ制作をしていたとき、よく上司がそんな話をしていました。オウンドメディアでは、新製品情報をはじめ、ダイバーシティ&インクルージョン、女性活躍、環境への負荷低減など、さまざまな企業の取り組みを発信していましたが、情報発信の際には、何か一つ人の心をわしづかみにするような、人を振り向かせるようなインパクトが必要だというのです。

そのことを念頭に置き心がけるだけでも、記事やコンテンツのクオリティは変わる。私自身はそう考えています。

ライター 藤井 彩子 Ayako Fujii

ライター歴約7年(2023年現在)。兵庫県西宮市在住。関西圏を中心に取材・インタビュー案件をこなす。

私生活では小学生2人の子を持つ母であり、毎日、家事に育児に奮闘しながら、ライター業にもエネルギッシュに取り組む。趣味はスポーツ観戦。

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▼藤井彩子の制作実績▼

テニススクールの継続コンテンツ制作・運用

テニススクールのWebサイトリニューアル

宿泊施設の料理人インタビュー

宿泊予約サイトのSEO対策記事作成

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