【フリーランスの仕事術】仕事に選ばれるフリーランスになる

「仕事を選ばない」
これは駆け出しのころから徹底してやってきたことだ。
開業したばかりのころは、そこまでクライアントも多くなかったので、大概の依頼には家庭と両立しながら、応じることができた。
納期の厳しい仕事や報酬の少ない仕事も、スキルアップのためととりあえず請けてやっていた。

仕事をするにあたって、自分の中で決めていたことはこの3つ。
・声をかけていただいたのは何かのご縁。できるだけ依頼に応じる。
・納期が重なりどうしても請けられないときは、断るのではなく納期調整してもらえるようにひとまず交渉してみる。
・一見割の合わないと思われる仕事も請けてから、自分の工夫で割の合うようにしていく。

ひとつ仕事を断ると、当然のことながらその仕事は別の人のところに行く。
自分の次に声をかけられた人が合格点の仕事をすれば、クライアントは次からその人に仕事を依頼するようになる。
一度仕事を断ると、同じクライアントからの次の仕事は、高確率でなくなると思っていい。

もちろん、依頼はできるだけ断らずやってきた私でも、やむにやまれず断ったことで、縁が切れてしまったクライアントはたくさんある。
「最近仕事が来なくなったな」と思ってメディアを見てみると別のライターに担当変更していたなど、苦い経験をしたことも何度かある。

しかし、タイミングを逃さないようどんな仕事も請けられるよう受け皿を広げる努力を続けていたら、いつしか「これは市岡さんにお願いしたい」「これは市岡さんでないとできないから」と声がかかるようになっていった。

「クライアントに提案したいので一緒に企画して」、「膠着して動かなくなった案件をどうにかしたい」、「他のライターに頼んだけどダメだったから代わりに」、「自社でやろうとしたがうまくいかない」、「困っている人がいるから紹介したい」など、近頃はまるでよろず相談所のようにさまざまな依頼や相談が舞い込んでくる。

ときどき色々なクリエイターさんから、「そんなにたくさんの仕事をどこからとってくるんですか?」「どうやって営業してるんですか?」と聞かれることがあるが、「仕事が向こうから勝手にやってくる」としか言いようがない。

仕事から選ばれるようになれば、もはや営業はいらない。
HPの更新やSNSのフォロワー獲得に躍起になる必要もない。
仕事が向こうから勝手にやってくるからだ。

※但し、現在はプロデュース業が中心であり、私自身に執筆して欲しいという案件はお引き受けできないことが増えています。

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写真は、11月上旬に休暇で訪れた浜名湖の風景。
私の考え方に共感いただける方と一緒にお仕事ができればと思います。

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